玄米を簡単&美味しく炊く方法

玄米は栄養の宝庫

 

玄米とは、収穫した米から、もみがらだけを除いたものです。その玄米を精白して、ぬか層や胚芽を取り除き、中の胚乳の部分だけにしたものが普段食べている白米です。

 

玄米と白米の主要な栄養素はおおよそ4倍程度多く含まれています。これは、玄米ごはんを1杯食べただけで白米のご飯1日分と同じ程度の栄養価を得ることができることになります。

 

例を挙げますと150g(茶わん約1杯)あたりの食物繊維は玄米5.3g、白米0.6gと8.8倍。脂質は玄米2.0gに対して白米0.8gで2.5倍。ビタミンB1は玄米0.24gで白米0.05gで4.8倍。マグネシウムについては玄米72g、白米6gで12.0倍です。

 

このように玄米は、白米よりも、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでおり、人間が健康を保つために必要とされる栄養素をほとんど摂取できるため、完全栄養食と言われています。

 

栄養バランスのとれた食事の例として、「1日30品目以上」と言われることがありますが、これはあくまでも白米を主食にした場合のことです。逆に言えば、白米を主食にした場合には、1日30品目以上の食品を摂取しなければ、健康を維持するための栄養素が不足する、ということです。

 

玄米を主食にした場合にはその必要はありません。昔の人が、「一汁一菜」でも健康でいることができたのは、玄米を主食にしていたからなのです。

 


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