玄米を簡単&美味しく炊く方法

玄米でがん予防!?

 

玄米に含まれる食物繊維の豊富さは1でも紹介しましたが、その中でも不溶性食物繊維というものが大きな役割を持っています。水分を吸収して膨らんだ玄米の不溶性食物繊維は、消化に時間がかかるために脳内の満腹中枢を刺激し少量で満足を得られるという面があります。そのためにご飯の量を減らさなくてもダイエット効果が生じます。

 

また更に不溶性食物繊維は腸を刺激し排便を促すことから便秘解消の効果もあり、まさに美容の味方。そのためビタミン・ミネラルをはじめとする各種栄養素の吸収効率が高まり健康への好循環が生じます。

 

食物繊維の素晴らしさはこれだけではなく、体内のゴミ掃除をしてくれる点。体内の食品添加物やガン化の原因になるさまざまな有害物質を吸着し絡め取って体外に排出します。

 

食物繊維とフィチン酸の相乗効果が玄米の持つ解毒・排泄作用と呼ばれるこの作用が非常に高いために玄米は多くのガンの予防に効果的です。玄米を食べていた人が砒素ミルク中毒や水俣病、戦前には赤痢やコレラなどの発症から免れたり症状が軽くて済んだという報告はかなり多数残っています。これも玄米の持つ解毒・排泄作用のなせる業です。

 

最近話題のダイオキシンは、発がん性や肝臓障害などを引き起こし、体内に入ると脂肪組織に蓄積し、排泄されにくいものです。しかし、食物繊維と葉緑素を多く含む緑黄色野菜がダイオキシンを体外に排出する効果の高いことを、福岡県保健環境研究所の森田邦正氏らの研究グループがラットの実験で明らかにしました。特に、玄米による排泄量が最も高かったことが明らかになりました。

 


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